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ばね指の原因とは?

2020/10/01
ばね指とは手の指に起こる腱鞘炎の一種になります。
症状としては指を伸ばしたり曲げたりする際にバネのように動く感じで、違和感を感じたり傷む場合があります。
原因は何なのか紹介していきますね。

▼ばね指の原因
ばね指の主な原因としては、仕事や運動などで指を頻繁に使うことにあります。
腱を包んでいる鞘に炎症が起こることで、指の付け根に痛みや腫れが表れます。
指を動かすことが困難になったり、さらに悪化すると指が動かない状態になることもあります。
痛みや症状の表れかたは人それぞれ異なる場合もあるので、無理をしないことが大切です。

■ばね指になりやすい人
・20~30代の妊娠、出産経験がある人
・50代の更年期世代の人
・女性がなりやすい
・手の使いすぎ、スポーツ、指を良く使う仕事の人
・糖尿病、リウマチ、透析患者の人

症状は親指や中指によくみられることが多いですが、他の指にもみられることはあります。
また女性は加齢によって筋力低下や骨粗鬆症、閉経などでホルモンバランスが変化して乱れることでも、
ばね指になりやすい傾向にあると言えます。

▼ばね指の検査・診断
痛みがあるのかどうかでまずは検査をすることになります。
指を伸ばしてまた曲げようとする時に痛みが出てくるので、そこでばね指を疑っていいと言えます。

▼ばね指にはどんな治療をする?
治療には大きく分けて2つの方法があります。
保存療法と手術療法になりますが、基本的には保存療法を選択することが多いです。
炎症が軽い場合は、急性期の安静とゆっくりとしたストレッチングで症状が軽くなります。
ですが、安静が難しい場合も多いと思うのでそのような時は装具療法が行われることもあります。
炎症を抑えるためにステロイド注射を行う場合もあり効果は出やすいのですが、繰り返し行うと副作用などの可能性も
出てくるので、頻繁には使えません。

ばね指は朝方に症状が強く、日中は使っていると症状が軽減することも少なくはありません。
ですが進行して悪化してしまうと、指が動かない状態になる可能性もあるので注意が必要です。


そのため、気になったら早めに検査してもらいましょう。