スマホ肘とは?
▼スマホ肘って?
簡単に言うと指の使いすぎによる肘の痛みです。
デスクワークやスマホの使いすぎなどが原因で起こる「肘の痛み」です。
パソコンのキーボードを打つときに姿勢によっては、手首を反らせることがあるためです。
近年は、スマートフォン(スマホ)を操作するときも、手首を反らせがちになります。最近では、スマートフォンの使いすぎが原因でスマホ肘が増えています。
パソコンやスマートフォンを誰もが使う現在、スマホ肘くを患う可能性を秘めている病気ということです。
■上腕骨外側上顆炎
手のひらを上にして腕を伸ばしたとき、親指側(外側)の筋肉が突っ張って肘を痛めている場合。
スマホを持って親指で長時間操作をしていることで痛みを感じます。
■上腕骨内側上顆炎
手のひらを上にして腕を伸ばしたとき、小指側(内側)の筋肉が突っ張って肘を痛めている場合。
最近のスマホは画面が大きいので、手に持つ時に知らず知らずのうちに小指の筋肉に無駄に力が入っていることがあります。
その普段使わない小指側の筋肉に力が入り続けることで痛みが生じます。
▼スマホ肘の解消方法
スマホ肘を解消するためには、ストレッチが効果的なのでその方法を紹介します。
肘を触ってみると、骨が飛びだしている部分があると思います。
ここには筋肉がついていて、主に指を伸ばしたり手首を伸ばしたりしているので、この筋肉を中心にストレッチするのがとても効果的です。
■左側の動きのストレッチ
①手のひら上で腕を伸ばします
②手のひらを、反対の手のひらで包み込むように手首をゆっくり下に曲げて伸ばします
③30秒~1分キープ
小指側の筋肉が伸びていればOKです!
■右側の動きのストレッチ
①手の甲が上にして腕を伸ばします
②手の甲を、反対の手のひらで包み込むように手首を下に曲げて伸ばします
③30秒~1分キープ
親指側の筋肉が伸びていればOKです!
スマホ肘は、軽い痛みやシビれが起こるだけなので、「すぐに治るだろう」と放置してしまうと、
重度の肩こりや頭痛、肘に痛みが走ったり、鈍痛が続いたりと日常生活が支障が出てきます。
プライベートはもちろん、仕事をするうえでもパソコンやスマホは欠かせないものになっている今、
予防のためにも仕事の合間やふと気がついたときに、腕のストレッチをすることも大切です。