内側の肘痛の原因とは?
肘の痛みにも様々な原因が隠れています。
特に今回は肘の中でも内側に起こる痛みの原因や症状について
紹介したいと思います。
▼内側上顆(ないそくじょうか)
まず肘の内側も痛みについて考えられるのが、内側上顆です。
内側上顆(ないそくじょうか)は手関節を曲げる筋肉が付着する場所です。
一般には肘の内側の腱が痛んで起こります。
手首を曲げるような動作を繰り返すことで炎症が起こることが原因と考えられます。
内側上顆は別名ゴルフ肘ともいわれています。
ゴルフ肘とはスポーツ障害でゴルフで無理なスイングやダフったりするなど
上腕骨内側上顆部に過度な負荷がかかり続けることで炎症を起こし、痛みを発症
してしまいます。
メカニズムとして、指や手首を動かす筋肉から肘を動かす筋肉にかけて疲労が
蓄積されると、筋肉の付け根にある上腕骨内側上顆部(腱の部分)に過度な疲労が蓄積され、炎症を起こしてしまいます。
また上腕(肘から上の部分)から肘にかけて筋肉が疲労した場合にも、同じく筋肉の付け根にある上腕骨内側上顆部(腱の部分)を痛めてしまうことがあるんです。
これがゴルフ肘の主なメカニズムになります。
下記の動作を行った際に、肘の内側の少しでっぱった骨のあたりが痛むという方は、
ゴルフ肘である可能性が高いと言えます。
・腕を引っ張ると痛い
・手を強く握った時に痛い
・ゴルフ(スイング)をした時に痛い
・肘の内側の少しでっぱった骨のあたりを押した時に痛い
・腕を曲げたりひねったりするなどの運動をした時に痛い
肘の痛みがゴルフ肘であるかどうかを診断する時は、
まず確認するのは肘の内側に痛み(圧痛)があるかどうかを確認します。
肘の内側の骨が出っ張った部分、及びそこから手の方向に1cmくらいの
部分を押したときに、痛みを感じればゴルフ肘が疑われますので
早めの診察をお勧めします。
スポーツには怪我や長年の蓄積で痛みと言った症状はつきものです。
痛みを感じるときは早めの受診をしましょう。